
日産自動車「キャシュカイ」の欧州仕様車(同社提供)【拡大】
日産自動車は韓国政府の裁定に対し、2通りの対応を進める方針だ。「不正な規制逃れ」という指摘は全面否定しており、不正を認めることになる刑事告発と課徴金請求には不服を申し立てる方向。一方、対象車両の排ガスをより減らすために「改良の用意がある」としており、リコール(回収・無償修理)には応じる構え。速やかな排ガス低減の取り組みで韓国政府の言い分にも配慮を示し、早期の幕引きにつなげたい考えだ。
日産は7日発表の声明で「あらゆる法令や規制を守っている」として、不正を改めて否定した。その理由として、キャシュカイが、韓国の規制でも認める、欧州の最も厳しい排ガス規制「ユーロ6」の適合を得ていることを挙げ「韓国政府から、輸入販売の認可を昨年取得している」とした。
日産は韓国政府に対し、不服の申し立てができるが、裁定項目のうち、刑事告発と課徴金については不服を申し立てる公算が大きい。不服を伝えなければ、不正を認めることになるからだ。