LINEの東証上場決まる 7月15日、時価総額6千億円に迫る今年最大の案件に

2016.6.10 16:19

無料通信アプリ、LINEのロゴ(ロイター)

無料通信アプリ、LINEのロゴ(ロイター)【拡大】

 東京証券取引所は10日、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)の上場を承認したと発表した。上場予定日は7月15日。市場区分は東証1部または2部としているが、東証1部になる見通しだ。

 LINEが同日提出した有価証券届出書の中で明らかにした想定売り出し価格は1株2800円。これに上場時の発行済み株式総数を掛けた、想定売り出し価格ベースの時価総額は5879億7760万円で、今年の新規株式公開(IPO)上場としては最大となる見込みだ。

 LINEは、日米で同時上場する計画。米国ではニューヨーク証券取引所に、現地時間の7月14日に上場する予定だ。

 LINEは現在、韓国のIT企業「ネイバー」の100%子会社。ネイバーは上場後も親会社の立場を維持する意向とみられる。

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