記者会見で頭を下げ、謝罪するJTBの高橋広行社長(中央)ら=14日午後、国交省【拡大】
約793万人分の個人情報流出の可能性が明らかになったJTBへの不正アクセス問題は、業界で主流となりつつあるネット予約情報が標的となった。夏の旅行シーズンの販売に尾を引くのは必至で、訪日客需要への影響も懸念される。
個人情報の件数が拡大したのは、JTBが自社サイト以外にもヤフーやNTTドコモなど、外部のサイトと幅広く提携していたことも一因だ。ドコモは「厳重に抗議した」(広報)と不快感を示す。
民間調査会社によると、旅行のネット予約の市場規模は右肩上がりで、平成28年は約4兆円になるとみられている。自由なプラン設定などニーズの多様化に合致し、楽天やリクルートグループなどメディア関連企業も存在感を示す。