
タカタの高田重久会長兼社長【拡大】
ただ、出資者の選定に向けては難題も待ち構える。どこを選ぶかについてはタカタ製欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)の費用を立て替えている自動車メーカーの合意が必要で、想定以上に時間がかかる可能性があるからだ。
とはいえ、支援者探しに手間取ればタカタの経営危機が一段と深刻さを増すのは避けられない。ただでさえ2016年3月期の連結最終損益は130億円の赤字と2期連続の最終損失。タカタの純資産は3月末で約1245億円なのに対し、タカタと自動車各社で負担が決まっていないリコール費用は1兆円規模に上る。出資者探しに手間取れば、債務超過に陥るリスクもある。