表情は落ち着いていて、感情の揺れのようなものは読み取れない。
アローラ氏 「2年前、ソフトバンクの変革への種まきについて仕事を与えられた。300年続くにはどうすればいいか、ということだった。孫社長やチームの皆様、投資会社との集合体であるべきだと結論づけた。シンプルなアイデアとして(成長の第2段階を意味する)『ソフトバンク2.0』を打ち出した。必要なことは3つあった。仕組みづくり、人材、実行力だ。2年目にソフトバンクグループとして再編成した。我々としては強力な投資チームもつくることができた」
自身が果たした役割について淡々と述べる。話題は、ソフトバンクグループが活発化している、世界のベンチャー企業への投資に移った。
アローラ氏 「孫社長の実行力、トレンドを見い出す能力は卓越している。Eコマースでは、アリババ集団(中国)やスナップディールなどに投資した。インドは10年前の中国と同じということで投資してきた。ここ数カ月、(株式の売却益で)180億ドルを生み出せたことを誇りに思う。2・0への成功に向けて基盤をつくることができた。孫社長は(ベンチャー企業の)若い経営者と出会い、若返った。今後5~10年社長を続ける情熱、エネルギーを取り戻したようだ」