「若返った」のくだりでは孫社長の笑い声が聞こえた。しかし、若い経営者との交流で孫社長の心境が変わったなら、これがアローラ氏電撃退任の“遠因”となる。アローラ氏とともに進めたベンチャー投資をめぐって孫社長が「禅譲」の考えを取り下げたとすれば、皮肉なめぐり合わせとも言えそうだ。
しかし、アローラ氏はソフトバンクグループに引き続き、貢献すると語る。
アローラ氏 「孫社長の決断を尊重し、十分にサポートさせていただく。私としてはアドバイザーとして継続してサポートさせていただきたく、株主からのご理解をいただきたい」
アローラ氏のあいさつは終わり、株主から拍手が起きた。
孫社長 「すばらしい人物で、たいへん大きなサポートいただきました。この後、いろんな質問あると思いますので、そこで私の心境、理由をコメントさせていただきたい」。
少なくともこの時点では、アローラ氏の退任は“円満”だと印象づけるやり取りだ。