
記者会見するコメダホールディングスの臼井興胤社長=29日午後、東京都中央区の東京証券取引所【拡大】
コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を運営するコメダホールディングスが29日、東証1部に新規株式上場し、終値は1879円と公開価格(1960円)を下回った。終値での時価総額は約823億円。都内で会見した臼井興胤社長は「株価はわれわれに対する市場の評価であり、真摯に受け止める」と述べた。
臼井社長は株式上場の狙いを「知名度を上げ、取引先の信頼度の向上や採用活動に役立てたい」と説明。現在698の店舗を、平成33年2月期までに1000店に拡大する方針を示した。
また、1単元(100株以上)を保有する株主に対し、年間2400円分のコメダの電子マネー、もしくは、コメダ製品の詰め合わせギフトを送付する株主優待制度の新設を発表した。