
洋樽に熱処理を行う職人=宮崎県都農町の都農工場(有明産業提供)【拡大】
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【会社概要】有明産業
▽本社=京都市伏見区東菱屋町428-2
▽創業=1963年
▽設立=73年1月
▽資本金=4000万円
▽従業員=38人(パート・アルバイト含む、2016年6月現在)
▽売上高=約4億円(16年3月期)
▽事業内容=洋樽の製造・輸入販売
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□小田原伸行社長
■内部の焼き加減で変わる味
--創業からの経緯は
「祖父が京都・宇治で木箱をつくり、灘や伏見の清酒メーカーに納めていたのがきっかけ。酒造会社の従業員の請負業もしており、売上高はピークで約23億円あった。ただ、プラスチック製の箱が普及するなど事業環境が変わり業態転換した。1984年には同じ木を扱う洋樽事業に参入したが、価格競争などもあって、売上高は2006年度に約2億円にまで落ち込んだ」
--なぜ事業を継いだのか
「おやじ(先代社長の俊秀氏)からは、経営が右肩下がりで『帰ってくるな』という話だった。ただ、学生時代からアルバイトで一緒に働いた社員が多く、会社への愛着も強かった。営業で役に立てるかなと思った」
--入社後、苦難が続いた
「樽材を再利用した箸を売ったりしたが、思うようにいかなかった。中小企業は事業を絞り込む方がよく、新規事業は経営に余裕があるうちに種をまかないといけないと学んだ」
--業績回復のきっかけは
「洋樽の製造技術や商品をもっと光り輝かせれば、一番の強みになると気づいた。まず洋樽も利益率が高い商品構成に変えていった」