
洋樽に熱処理を行う職人=宮崎県都農町の都農工場(有明産業提供)【拡大】
--洋樽の魅力とは
「樽内部の焼き加減で、お酒に与える影響が変わってくる。ミディアムならハチミツ、ナッツのような香りがする。お酒の味は樽で7~8割決まる。お酒のブレンダーが画家とすれば、樽は絵の具を作り出すもので、絵の具の種類が増えれば、お酒に深い味わいが出せる」
--今後の夢、目標は
「焼酎などで新たな樽酒市場を広げ、取引先とお互いウィンウィンの関係になって利益を出せるようにしたい。創業100周年(2063年)には、わが社の樽で仕込んだ30年物のウイスキーでお客さまとともに乾杯したい」
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【プロフィル】小田原伸行
おだわら・のぶゆき 大阪産業大経営卒。千葉県のフォークリフト販売会社を経て、2004年有明産業入社。取締役、専務などを経て、14年6月から現職。39歳。京都府出身。
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≪イチ押し!≫
■自分好みのお酒に「家庭用ミニ」復活
有明産業は、家庭でも樽酒の魅力を気軽に味わってもらおうと容量10リットル(重さ約4キロ)の「家庭用ミニ樽」を6万~7万円で受注販売している。
ミニ樽は醸造会社向けに比べて木が割れやすいなどの理由から生産が難しく、効率を考えて一時販売を休止していたが、体制を整えて今年3月、再開に踏み切った。
これまでに同社のホームページを見た消費者から、10~20個程度の注文が寄せられている。ミニ樽を買い求めているのは個人のほかバーの経営者ら。
特注品の購入者には、有名女優もいるといい、「自分の好きなお酒をミニ樽に入れて熟成させ、自分だけのお酒を楽しむ人たちが多い」(同社)。
部屋のインテリアとしても最適で“お酒好き”にはたまらないアイテムといえそうだ。