--業界にはいろいろな課題がある。この中で、サミーのかじ取りをどうしていくか
「すでに構造改革のプランを私と一緒に作るチームも立ち上げ、ミッション・ピラミッドという考え方を導入した。これは上位階層からミッション、ビジョン、ゴール、戦略、組織、戦術という順番で構成される戦略ピラミッド。今までのサミーは設立以来受け継がれてきた『社是:積極進取』が強く根付いていたが、これはサミーの不変であり続ける考え方とし『社是:価値観=積極進取』と定めた。その上で、われわれの存在意義として『ミッション』を『感動体験を創造し続ける』とし、『ビジョン』は将来ありたい姿、『業界の革新者たれ~新しいものはサミーから~』と明確にした。『ゴール』は副社長就任時に掲げた『G30』とし、それを実行していくための大方針である『戦略』を明確にし、そして戦略を実行するための『組織』を形成し、一番下に具体的な打ち手である『戦術』を項目ごとに細かく設定。こうした全社的なピラミッドに基づき、各本部がそれぞれのミッション・ピラミッドを作る。それを部や個人へとブレークダウンすることで社員一人一人が担当する組織・役割ごとに自ら行動し、その積み重ねで会社全体のミッション達成に結びつくといった納得感が出てくると思っている」
「同時に、私自身、社長としては(サミーを)“社員の誰もが誇りに思える会社であり業界”にしていきたい。もともと社員のロイヤリティーやモチベーションの高い企業だが、だれもが自分の職場を誇りに思えるようにしていきたい。そういう組織は、業績などにとどまらず、高い倫理観も有する。これは究極のコンプライアンスでもあるのだ。業績を整え、組織を強め、社会に多くの“感動体験”を提供し続けたいと思う」