日本勢、次世代がん治療で存在感 期待の重粒子線で中韓勢しのぐ高い技術 (4/4ページ)

2016.7.9 07:10

東芝と放射線医学総合研究所が開発した世界初の超電導技術を用いた重粒子線がん治療装置(東芝提供)
東芝と放射線医学総合研究所が開発した世界初の超電導技術を用いた重粒子線がん治療装置(東芝提供)【拡大】

  • 日立製作所が北海道大学病院に納入した陽子線がん治療装置(同社提供)

 これまで国内メーカーは技術があってもコスト競争力やマーケティング戦略が不十分で中韓勢にシェアを奪われてきた。粒子線がん治療装置は原発などの物理実験で使う加速器が源流。国内勢は半世紀前以上から開発を進め、医療用に転用した。幸い中韓勢は手がけておらず、大きな好機だ。

 ただ、医療分野は国によって法律や慣習が異なり、現地当局や医療機関との綿密な連携が欠かせない。国内勢が海外への普及を加速させるには、現地の医療事情に合わせた提案やファイナンス、保守サービスまで全面的に医療機関を支援できる態勢を構築できるかどうかも躍進の鍵となりそうだ。

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