このうち花王は、昨年11月に天猫国際、今年5月には京東全球購に進出し、子供用おむつの「メリーズ」を発売。メリーズは中国でも販売しているが、日本の商品を中国での転売目的で買い占めるケースが後を絶たなかった。同社担当者は「メーカーとして販売することで、ブランドの信頼感を保てる」などと話す。
また、冷却剤「熱さまシート」などが中国人観光客に人気の高い小林製薬も5月に「天猫国際」にサイトを開設。「熱さまシート」のほかにも、口臭防止剤「ブレスケア」なども販売する。
ライオンは、サプリメントを皮切りに、洗剤などの日用品の販売も始めた。
成長市場に注目するのは小売りや卸売りも
経済産業省が5月に発表した報告書では、中国国内で越境ECサイトの利用者は、現在1800万人にのぼっているという。
また日本からの製品の購入額は、2014年に6064億円だったが、18年には1兆3943億円にまで伸びると予想されるなど、メーカーにとっては見逃せない市場だ。
一方で、越境ECに商機を見いだそうとしているのは、メーカーだけではない。