勢い止まらない“広島庶民の味” 世界の「OTAFUKU」になる日も近い? (1/4ページ)

2016.7.17 17:08

6月上旬の「お好み焼提案会」で紹介されていた業務用の「お好み焼シート」。これがあればうまく焼ける?!
6月上旬の「お好み焼提案会」で紹介されていた業務用の「お好み焼シート」。これがあればうまく焼ける?!【拡大】

  • 6月上旬の「お好み焼提案会」ではふわり・とろりのお好み焼きをデータ検証し、食感の違いを試す試食会が行われた
  • 6月上旬の「お好み焼提案会」では関連商品を使った新メニューなども続々紹介された
  • 「関西限定焼そばソース」を発売したオタフクソースの佐々木社長(右)。日本コナモン協会の熊谷会長も絶賛していた

 広島庶民の味として親しまれている「オタフクソース」(本社・広島市)の勢いが止まらない。地元はもちろん、「コナモン文化の本場」といわれる関西でもソース類は約40%ものシェアを占め、なんとご当地ソースまで全国で展開している。日本を代表するお好み焼きソースの一つとしてすっかりおなじみの存在だが、平成10年には米国に進出。今年はマレーシアに進出し、イスラム教徒にも対応した専用ソースの開発を進めている。「OTAFUKU」がワールドワイドな存在になる日も近い!?(嶋田知加子)

 キャベツの切り方で食感も変わる

 6月上旬、大阪、東京、広島の3会場で、お好み焼き店関係者や流通業者らを対象にしたオタフクソース主催「お好み焼提案会」が行われた。

 大阪会場でのテーマは「change!」。関西のお好み焼き店など約60店舗を調査し、現在のお好み焼きの主流となっている「ふわふわ食感」「とろとろ食感」をどうしたら出せるのかを徹底的に検証した。

 キャベツ一つを例にしても、千切りにした方がいいのか、それとも細かく刻んだ方がいいのかでも、焼きあがったときに食感がまったく異なることを指摘。切るサイズから加水の分量に至るまでの詳細なデータを惜しげもなく披露し、試食も行われた。

大阪では12回目を数える人気企画で、今年は関西だけでなく…

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