
6月上旬の「お好み焼提案会」で紹介されていた業務用の「お好み焼シート」。これがあればうまく焼ける?!【拡大】
大阪では12回目を数える人気企画で、今年は関西だけでなく周辺地域から2日間の開催で計約1800人が訪れた。関連商品をよく利用するという兵庫県明石市の「お好み焼き一文」オーナー、池澤佳子さんは「4年前から毎年来ています。以前に提案された『うどん餃子(ぎょうざ)』は、うちの名物になっています」と話していた。
「コナモンの本場」も席巻
オタフクソースは大正11年、酒、しょうゆ類の卸小売業「佐々木商店」として創業したのがはじまり。顧客の好みに合わせて酒やしょうゆの調合をしていた技術を生かして、醸造酢やソースの製造へと業容を拡大していった。
ソース類は地元・広島を中心に中国地方では70%前後のシェアを誇り、お好み焼きの定番ソースとして定着。昭和58年にはコナモン文化の本場・大阪に進出し、現在では大阪を含めた関西で約40%ものシェアを占めている。
今春には「関西限定焼そばソース」の販売に乗り出し、日本コナモン協会の熊谷真菜さんが「だしのきいた甘みのあるやさしい味が、どこか懐かしい気分にさせてくれる」と絶賛するほどだ。