鉄道各社は「歩きスマホ」に対する注意喚起を行っているが、「関係業界や団体と対策を協議することになるかもしれない。先を見通した施策が必要になっている」とする。
JR東日本広報部も「(ゲームで)影響が出ることは容易に想像できる。何も対策を講じないということはありえない」として、構内アナウンスの強化などを検討中という。
「珍しい場所でポケモンを見つけ、そのゲーム画面を自慢したいプレーヤーもいるかもしれない。文化財や立ち入り禁止場所に侵入し、マナーの悪さが指摘されるようになれば残念だ」と別の関係者。
追悼施設などで場所を考慮せず、ゲームに熱中するマナー違反も問題化する恐れがある。
外国人観光客も多い増上寺(東京都港区)の担当者は「参拝の迷惑となるようであればよろしくない。配信後に何らかの問題が生じれば対策を講じていく」と心配する。
靖国神社(千代田区)も「今後の動きに応じて対応したい」と警戒している。
米国では運転中にゲーム 街路樹に衝突も
米国と豪州、ニュージーランドで先行配信されたのは今月6日。瞬く間にブームが広がる中、ゲームが原因となるトラブルが多発している。