赤字転落の任天堂、売上高3割も減る 円高やハード不振で  (1/2ページ)

2016.7.28 08:50

任天堂の4~6月期連結決算の推移
任天堂の4~6月期連結決算の推移【拡大】

  • 任天堂が開発し、発売予定の「ポケモンGOプラス」
  • 国内で配信がスタートした「ポケモンGO」。道頓堀に現れたポケモン

 任天堂が27日発表した平成28年4~6月期連結決算は、最終損益が245億円の赤字(前年同期は82億円の黒字)に転落した。円高に伴い、所有していた現金などの外貨建て資産の為替差損を350億円計上したことが響いた。

 任天堂は関連会社が今月配信したスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の人気を受けた業績アップへの期待が膨らんでいたが、足元の円高に打撃を受けている。   

 4~6月期の最終赤字は2年ぶり。

 売上高は前年同期比31・3%減の619億円で、本業のもうけを示す営業損益も51億円の赤字(同11億円の黒字)だった。

 6月23日に英国の国民投票で、欧州連合(EU)からの離脱が選択されたことをきっかけに、安全資産とされる円が買われ、急激に円高が進行。任天堂が通期で想定していた1ドル=110円より、6月末には7円以上の円高になった。

 任天堂は売り上げの海外比率が約7割と高く、業績は為替相場の動向に左右されやすい。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。