
4K・8K試験放送開始セレモニーに臨むNHKの籾井勝人会長(左端)ら=1日、東京・渋谷のNHK放送センター【拡大】
しかも、12年に地デジ化が全国で終了したばかりで、民放にとって8Kはまだ現実感がない。「メディアの変化はめまぐるしい。だが手をこまねいていることなく、いろんなトライアルをしていく」とある民放幹部。その一つがネット配信だ。
リオ五輪では、民放とNHKがそれぞれ2000時間以上、無料でライブ配信する。需要を見極め、4年後に備えるのが狙いだ。同幹部は「東京五輪は日中に競技があり、働いている人たちはテレビの前にいない。ネットで流せば見たい人は多いはずだ」と、職場や移動中の人たちがスマートフォンで楽しむと予想する。一方、ライブ配信が浸透すればテレビ離れが進みかねず「気になるところだ。注視したい」と慎重な民放関係者も。放送業界は変化の渦に巻き込まれつつある。