【神奈川発 輝く】FOMM 独自コンセプト「水に浮く」異彩のEV開発 (3/4ページ)

2016.8.11 05:00

開発中の次世代小型電気自動車を囲む社員には、やる気がみなぎる=川崎市幸区のかわさき新産業創造センター
開発中の次世代小型電気自動車を囲む社員には、やる気がみなぎる=川崎市幸区のかわさき新産業創造センター【拡大】

  • 開発中の電気自動車を前にする鶴巻日出夫社長=川崎市幸区のかわさき新産業創造センター
  • 「FOMMConceptOne」

【会社概要】FOMM

 ▽本社=川崎市幸区新川崎7-7 かわさき新産業創造センター本館214号  (電)044・200・4020

 ▽設立=2013年2月

 ▽資本金=5億348万900円(16年7月時点)

 ▽従業員=15人(同)

 ▽売上高=非公表

 ▽事業内容=小型電気自動車の開発・製造

                 ■ □ ■

 □鶴巻日出夫社長

 ■量産化へタイ投資会社と提携

 --新規参入に向けてのハードルは

 「取引先などには、年間1万台体制にすると説明していたが、当社の現在の規模ではなかなか信認を得られず苦労が多かった。ただ、台湾や韓国、中国の取引先は『喜んで協力します』というスタンスで、部品や部材の値段も安価に抑えてくれるなどの利点もある。このため、最初からグローバル展開を目指すことにした」

 --製品開発を進める中で難しさはどこにあったか

 「さまざまな面で難しい面があったが、特に、これまでドア設計の経験がなかったため苦労した。ドア回りは機能部品の集合体で設計などが難しい。当初は、スライドドアにするつもりだったが、現行モデルでは普通に横に開け閉めする『ヒンジドア』を採用した。開発開始から3年目でドアの部分もようやく形が見えてきた」

 --今後の事業展開は

 「来年9月の量産化開始に向け、タイの投資会社のグループ企業と提携した。まずは、タイで量産化し、タイ国内で販売する。2018年以降は、ASEAN(東南アジア諸国連合)各国や欧州へ輸出を開始する計画で、実現すれば万単位の量産につながるとみている」

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