マツダのデザイナーが語るボディカラーと『匠塗』の秘密 ソウルレッドはこうして塗っていた (2/5ページ)

2016.8.20 07:30

六本木ヒルズに展示されたマツダの人気車種。カラーはもちろんソウルレッドとマシーングレー
六本木ヒルズに展示されたマツダの人気車種。カラーはもちろんソウルレッドとマシーングレー【拡大】

  • マツダのカラーデザインについて語る岡本圭一氏。向かって左にはデザイン本部主幹の田中秀昭氏(左端)と、新型アクセラのチーフデザイナーを務めた玉谷聡氏
  • マツダを代表する歴代の赤いクルマ
  • マシーングレーに塗られた新型アクセラ。できれば晴天の下でボディカラーを見てほしいとのこと
  • マシーングレーの塗膜構成を説明する岡本圭一氏
  • マツダの3層塗装はフレークを平滑化しているため、左のイメージのように光を粒ではなく面で反射する
  • ソウルレッドの塗膜構成。光が透過層を2度通過することで、赤い光の可視化を可能にしている
  • 「体積収縮」を利用して反射膜を平らに薄くすることで、アルミフレークの平滑化に成功した
  • 来場者と交流するカラーデザイナーの岡本圭一氏
  • マシーングレーに塗られた新型アクセラと、マツダのカラーデザイナー、岡本圭一氏

 そもそも、なぜ赤を選んだのか。転機となったのは1980年に発売した5代目ファミリアだ。(※写真3)

 「1970年代のオイルショックの影響で、マツダは危機的状況にありました。『会社を挙げてファミリアを成功させないと危ない』と全社一丸となり、カラーも相当強い思いで開発しました。まったく新しい顔料で鮮やかな赤を作ったらものすごい人気になって、ここで一回“赤ブーム”が来たんです。以降、我々は常に新しい赤を作ってきました。マツダはやっぱり赤だよね、ということで『魂動』も赤を選んだのです」

マシーンに対するマツダの思い

 トークセッションが行われたスタジオには、特別色の第2弾となる新色マシーングレーに塗られたアクセラが展示されていた。この色は金属の緻密な質感表現にこだわって開発されたという。(※写真4)

 マツダといえばロータリーエンジンやスカイアクティブ・テクノロジーの開発など、いつの時代も独自性を持ってクルマ作りに取り組んできたことから、マシーン(機械)に対して非常に思い入れが強い会社だそうだ。そんな会社の思いをカラーに託そうと、マシーングレーを開発したという。

 「この色はまず、精巧な機械の美しさをダイレクトに表現することをポイントにスタートしました。金属は光が当たると『面』で光るといった特徴があります。フォルムの角度が変わればグッと陰影感が出て、硬質な美しさを見せます。そういった金属の質感を塗料で表現したいと思い開発しました」

 『クルマはただの鉄の塊ではない。命あるものであってほしい』といったマツダの思想は、マシーングレーにもしっかりと宿っている。

 「生命感はカラーでも表現したいと考えています。そのために、表面の処理はできるだけ瑞々しい艶感を狙って色を作りました」

マツダのプレミアムカラーはこうして塗っている

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