
社長交代会見で握手するベネッセホールディングスの福原賢一社長(左)と新社長に就任する安達保取締役=9日午後、東京都千代田区(松本健吾撮影)【拡大】
最初は15年から5年間、2度目は21年から6年間務めた。3度も社外取締役に招聘されたのは、福武氏が安達氏の手腕を高く評価したからだとされる。
安達氏は15年から米投資ファンドのカーライルの日本法人を率いてきた事業再生の“プロ”。安達氏は「カーライルで会社を元気づける経験をしてきた」と述べ、ベネッセHDの再建に自信をみせた。
ただ、課題は多い。進研ゼミの会員流出は歯止めがかからず、デジタル化への対応も道半ばだ。安達氏は「成長に向け新たなサービスにも取り組みたい」と意気込みを語ったが、具体的な戦略は示せなかった。
曲折を経て誕生する新経営陣だが、本格的な業績回復に道筋を付けられるかは未知数だ。(大柳聡庸)