アップルペイは、携帯電話の「おサイフケータイ」やJR東日本の「スイカ」が採用する非接触ICカード技術「フェリカ」と規格が異なるため、日本では利用できない。そこでアップルはフェリカと提携し、7と7プラスにチップを搭載することを決めた。通信会社の幹部は「アップルが他社のチップを採用するのは異例」と指摘する。
一方、フェリカやJR東日本も、電子決済サービスの大半が使えない格安スマホの普及で利用率の落ち込みを見込み、アップルとの契約を決めたようだ。
10月からはJR東日本各駅やバス、店舗のほかコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、小売店、タクシーなどでもアイフォーンで電子決済が可能になる。アップル広報によれば、利用店舗を順次拡大するという。