
「東京ゲームショウ2016」より。ゲームの中に入って戦うVRゲーム=15日、千葉市・幕張メッセ(宇野貴文撮影)【拡大】
20周年を迎えた「東京ゲームショウ2016」は、ゲームの「未来と過去」に焦点を置いた。人工知能(AI)と仮想現実(VR)という最先端技術を活用したゲームなどを楽しめるコーナーが今回新設されたほか、今後ゲームへの活用が期待されている「触れることができる映像」など研究中の技術も展示された。その一方で、この20年のゲームの進歩を振り返り、懐かしの名作が楽しめるコーナーも設置された。
やっぱり人気の初音ミク
VR市場は2025年に800億ドル(約9兆円)規模に成長するとの試算もあり、「VR元年」ともいわれる今年は、各社が最先端のVRゲームを披露。新たな需要を掘り起こす起爆剤として期待が高まっている。
10月13日にゴーグル型端末「プレイステーション(PS)VR」を発売するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が設置したブースには、VRゲームを体験する長い列ができた。
このほか仮想アイドル「初音ミク」のライブを鑑賞するゲームや、オオワシの視点でパリの大空を飛べるゲームなど多彩な作品が出そろった。