日本の紙おむつメーカー、高機能品拡充 働く女性のニーズに対応 (1/2ページ)

2016.9.17 06:54

ユニ・チャームが10月25日に発売する子供用紙おむつ「ナチュラルムーニー」
ユニ・チャームが10月25日に発売する子供用紙おむつ「ナチュラルムーニー」【拡大】

 子供用紙おむつメーカーが、高機能商品を相次いで投入している。少子化の影響で数量ベースでは市場縮小が避けられない中、働く女性の増加もあって、子供1人にかける費用が増え、品質向上のニーズも高まっているからだ。日本製の紙おむつは海外でも人気が高く、日本で培った技術は中国などにも展開できるため、各社は国内で高機能紙おむつをさらに拡充していく構えだ。

 「ムーニー」「マミーポコ」の2ブランドを展開する国内最大手のユニ・チャームは16日、「プレミアム」と呼ばれる高機能品をさらに上回る「ハイプレミアム」と呼ばれる分野に進出し、テープタイプの「ナチュラル ムーニー」を10月25日に発売すると発表した。

 肌触りのふわふわした天然素材「オーガニックコットン」を表面シートに初めて採用。ほかにも、シートを弱酸性の状態に保つなどして、「肌へのやさしさ」に徹底してこだわった。

 新生児用に加えて、S、M、Lの各サイズを用意。店頭価格(税別)はそれぞれ約1300円と、1枚当たりでプレミアムの1.3~1.5倍を想定している。今後は中国にも輸出する方針だ。

ハイプレミアムでは「パンパース」を擁するP&Gジャパンの「肌へのいちばん」が先行

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