
ユニ・チャームが10月25日に発売する子供用紙おむつ「ナチュラルムーニー」【拡大】
ハイプレミアムでは「パンパース」を擁するプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパンの「肌へのいちばん」が先行している。同社は4月、パンツタイプを追加。合わせてテープタイプも刷新し、3Dプリンターを使って設計を変え、吸収力を高めた。
子供用紙おむつでは「メリーズ さらさらエアスルー」を販売する花王も6月にテープタイプの商品を刷新し、通気性を向上させた。大王製紙は「グーン」を10月にも刷新する。
国内の子供用紙おむつ市場は少子化に直面し、中国人観光客の爆買いにも陰りがみられる。ただ、ユニ・チャームによると出産の高年齢化や働く女性の増加で子供への支出が増え「高品質で安全な商品のニーズは高まっている」(川上陽子・グローバルマーケティング本部アシスタントブランドマネージャー)という。このため、高機能品拡充の傾向は今後も続きそうだ。