
カネボウ化粧品の新ブランド「KANEBO」を販売する東京都新宿区の京王百貨店【拡大】
花王が低迷する化粧品事業の立て直しに本腰を入れている。子会社のカネボウ化粧品が、15日に10年ぶりとなる大型ブランドを投入。花王本体が展開する基礎化粧品「ソフィーナ」も、13日に商品の大幅刷新に踏み切った。今月初旬には神奈川県小田原市で新研究所を稼働させ、両社の研究開発機能を集約するなど経営一体化も進む。花王が産業再生機構の傘下にあったカネボウを4100億円で買収してから10年。買収効果を上げるどころか、ともに苦戦を強いられているが、ようやく攻めに転じようとしている。
「従来のカネボウとは違うお客さまにも足を運んでいただいている。年齢層も20~60代と幅広い」
15日に都内の百貨店にある売り場を視察したカネボウの販売担当者は、新ブランド「KANEBO」の予想以上の反応に安堵(あんど)の表情をみせた。
社運懸け新商品
社名を冠していることでも分かるように、KANEBOは同社が社運を懸けて投入した高級ブランドだ。5000円程度を中心に、スキンケアやメークで総合ブランドとしては少なめの24品目を厳選してそろえ、得意とする感性に訴える商品づくりに磨きをかけた。