セブン&アイ・ホールディングスが、業績不振が続く傘下の百貨店大手そごう・西武(東京)の松本隆社長(64)の退任を検討していることが5日、分かった。
不採算店舗の閉鎖や、希望退職の実施などに追い込まれた経営責任を明確にする。
後任には、そごう・西武出身で、現在はカルチャー教室を運営するセブンカルチャーネットワーク(東京)の社長を務める林拓二氏(63)が就く方向で最終調整している。
松本氏は2013年に社長に就任。プライベートブランド(PB、自主企画)の衣料品事業を拡大したが、景気低迷を背景に販売不振が続いていた。