
ソニーが発売するコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットRX100V」=14日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)【拡大】
ソニーは14日、コンパクトデジタルカメラの新製品「サイバーショット RX100 V」(税別想定価格、12万円前後)を21日に発売すると発表した。オートフォーカス(AF)や連写の速度が向上し、高精細のスローモーション画像機能も充実。動く被写体をより鮮明に捉えることができる。
一眼カメラ利用者のセカンドカメラとして売り込むほか、スマートフォンによる撮影だけでは物足りなさを感じる消費者の需要も取り込む。
新たに開発した画像センサーは撮像エリアの約65%をカバーし、AF撮影で315のポイントでピントを合わせられる。撮影速度は世界最速水準の0.05秒の高速で、1秒当たり最高約24コマの連写を実現し、動きの激しいスポーツ競技なども広範囲にわたって高精度の撮影が可能だ。
4K動画撮影でも同様に高精度でピントを合わせられ、スーパースローモーション撮影の撮影可能時間も従来機種と比べ倍増した。1秒当たり960コマの画像を記録・再生するフレームレートを選べば、最大6秒の動画が撮影可能。倍率は最大40倍で、鳥が飛び立つ瞬間など肉眼では捉えきれない一瞬を克明に追うことができる。