「リアルでは不可能な演出」「可愛く見えるキャラとは」 ゲーム各社が見るVRの可能性 (1/4ページ)

「初音ミクVRフューチャーライブ」を紹介する林誠司氏(右)
「初音ミクVRフューチャーライブ」を紹介する林誠司氏(右)【拡大】

  • 身近に女の子がいる生活を体感できる「サマーレッスン」
  • 「特撮体感VR 大怪獣カプドン」を紹介する伊集院勝氏(左端)

 プレイステーションVRの発売もあって注目を集めるVR(仮想現実)。9月に開かれた東京ゲームショウ2016でも、講演や出展で数々のVRが取り扱われて盛り上がる状況を示していた。「VRマーケットの展望」という基調講演では、ゲーム開発者やVRプラットフォーム企業のキーマンが登壇。これからのVR市場がどうなるが各人から示された。

 講演にゲーム開発者として登壇した3人。カプコンの伊集院勝氏は、「KITCHEN」「バイオハザード7」「特撮体感VR 大怪獣カプドン」といったVRタイトルを開発していることを紹介した。続いてセガゲームスプロデューサーの林誠司氏が、「初音ミクVRフューチャーライブ」を紹介した。

 この「初音ミクVRフューチャーライブ」について林氏は、「目の前にミクさんがいる夢にまで見たシチュエーション」が実現していることをアピール。「VRだから現実世界の制約を受けない演出が可能になる」と訴えた。同じライブ空間をとらえた映像でも、歌い手に近寄って見たり、会場の中にホログラフを登場させたりといった、リアルなライブでは不可能な見方を楽しめる。それがVRの良さだという。

 バンダイナムコエンターテインメントから登壇したプロデューサー/ゲームディレクターの玉置絢氏は、「サマーレッスン」というプレイステーションVRと同時リリースされるタイトルを紹介。広い空間を隅々まで作り込んで自由に動き回れるようにする、一般的に考えられているVRとは反対に、「ひとつの世界、ひとりのキャラクターを徹底的に表現する」ことにこだわったと話した。難しいステージをクリアした時のような爽快感はないが、日常生活の中に現実にはいないキャラクターがいて、肌身に感じていられる面白さがあるという。

「画面で見たら可愛いが、VRの中に入ると人間に見えないことがある」(玉置氏)