
2016年9月中間連結決算を説明する日立製作所の西山光秋専務=28日、東京都台東区(芳賀由明撮影)【拡大】
日立製作所が28日発表した9月中間連結決算は、売上高が4兆3537億円(前年同期比9.4%減)、営業利益が2328億円(同15.0%減)と、中間期としては4期ぶりに減収で営業減益となった。円高による為替差損や子会社再編による減収が収益を押し下げた。
それでも最終利益は、税金費用や事業再編による損失幅の圧縮などで、16.3%増の1135億円と大幅増益になった。
減収幅は前年同期に比べ約2700億円に上り、最大の要因は3200億円の為替差損。子会社の日立物流の株式の一部を売却して持ち分法適用会社化したことによる減収や空調事業の再編も影響した。
事業部門別営業利益は、情報・通信システムが56億円増の556億円だったほかは、社会・産業システム、電子装置・システム、建設機械、高機能材料などすべての部門で減益だった。
社会・産業システムはイタリアの鉄道会社買収などで増収だったが、為替差損で減益。西山光秋専務は「為替の影響がなければ増収、増益の部門が多い」と説明した。
通期業績は最終利益2000億円(16.2%増)など従来予想を据え置いた。