マクドナルドの劇的な復活は本物か 手放しに喜べない「見せかけ」の業績回復 (3/6ページ)

2016.11.12 16:12

 店舗数で比較してみましょう。店舗の検索サービスを提供するロケスマによれば、日本における2016年10月20日時点でのマクドナルドの全店舗数は2899店。これに対しモスバーガーの店舗数は1349店、ロッテリアの店舗数にいたっては370店にとどまります。続く4位のフレッシュネスハンバーガーは160店、5位のファーストキッチンは134店、6位のバーガーキングは100店といずれも比較的小規模です。

 同じく売上高もマクドナルドが断トツ1位であり、2位のモスフードサービス(以下、モスバーガー)は2016年3月期におけるモスバーガー事業売上が669億円であり、店舗数同様マクドナルドの半分にも及びません。そしてモスバーガーの成長スピードから考えると、マクドナルドのトップの座が揺るがされることは近い将来にはありえないでしょう。

 つまり、マクドナルドの業績はハンバーガー業界全体に大きな影響を与えます。マクドナルドの売上増加はハンバーガー業界全体の規模拡大、減少はすなわち業界規模の縮小につながるのです。

敵はハンバーガー業界外にもいる

 ここで、マクドナルドの直営店及び加盟店を合わせた全店舗の売上高及び店舗数について10年間の推移で見てみましょう。グラフの左軸が売上、右軸が店舗数となります。

ハンバーガー業界全体の規模が縮小

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