ソフトバンクグループは11日、人が乗って操縦できる人型ロボットを子会社などが開発すると発表した。車型にも変形できる設計で、2017年中の完成を目指す。人型ロボットが活躍するアニメや映画などの夢の世界に、現実が一歩近づく可能性が出てきた。
ロボット名は「ジェイダイト・ライド」で、人気アニメ「機動戦士ガンダム」などのデザインで有名な大河原邦男さんが協力する。一般の人も簡単に操縦できるようにして、テーマパークやイベントに登場させる。
設計によると、人型ロボは全長3.7メートル、重さ900キロ、時速5キロで歩く。車への変形は10秒以内に完了し、最高時速60キロで走行する。動力はリチウム電池で、ボディーにはアルミニウム合金などを使う。
ソフトバンクグループの子会社アスラテック(東京)が制御システムを開発、ロボット開発・製造のブレイブロボティクス(東京)がボディーなどを担当する。遊戯機械を手掛ける三精テクノロジーズ(大阪)も量産化などに協力する。