
ソニーストアに設けられた「αプラザ」では、写真の撮り方を伝授するセミナーが開かれる=8日、東京都中央区(宇野貴文撮影)【拡大】
ソニーは8日、東京、大阪など全国4都市で展開する直営店「ソニーストア」に、デジタル一眼カメラ「α」のユーザーをサポートするコーナー「αプラザ」を開設した。来年春にオープンする札幌店にも開設する。発売前の新製品を試用できるほか、アマチュアの愛好家でも自作の写真を展示できるギャラリースペースも整備。ユーザー数の拡大につなげ、ブランド強化を図る。
カメラの専門知識を持つテクニカルアドバイザーが機材の有償メンテナンスサービスを行うほか、技術的な相談に対応。写真の撮り方を伝授するセミナーを開くほか、来年春には、レベルに応じて技術が学べる「αアカデミー」も開校予定だ。
ソニーによると、カメラ機能を備えたスマートフォンの普及に伴い、デジタルカメラの市場規模は縮小が続くが、αシリーズは高画素センサーや高感度性能などを搭載し、売り上げを伸ばしている。
プロ向けにカメラやレンズの修理などを行う有償サービス「ソニー・イメージング・プロ・サポート」の会員数も、旗艦機種を発売した昨年以降、急速的に拡大しているという。