トランプ次期政権下で「大型企業の買収」実現可能性も 通信・メディア業界再編を後押しか (2/2ページ)

  • 米国での通信・メディア業界の主な買収計画

 しかし計画がスムーズに承認される保証はない。オバマ政権下では司法省や連邦通信委員会(FCC)が買収に待ったをかけるケースも目立った。

 ソフトバンク傘下で携帯電話3位だったスプリントが14年に同4位のTモバイルUSの買収を目指した際には、当局が業界大手の数が4社から3社に減ることに難色を示し、スプリントは計画を撤回。当局の反対はケーブルテレビ事業首位のコムキャストによる2位のタイム・ワーナー・ケーブルの買収計画も白紙化に追い込んだ。

 トランプ氏は企業活動を重視するのと同時に消費者の大企業への反感にも敏感。「予測不能」を旨とするトランプ氏の意向を見通すことは難しい。(ワシントン 小雲規生)