“イクメン対応”のベビー休憩室が増加 父親6割、外出時におむつ替えなど利用 (1/2ページ)

2016.12.13 06:11

大型商業施設「MARKISみなとみらい」のキッズスペースを利用する家族連れ=6月、横浜市西区
大型商業施設「MARKISみなとみらい」のキッズスペースを利用する家族連れ=6月、横浜市西区【拡大】

 ショッピングセンターなどで、赤ちゃん連れの男性でも利用しやすいように配慮されたベビー休憩室が増えている。背景には、子育てに積極的に参加する「イクメン」の増加もあるとみられ、施設側も常連客としてファミリー層を取り込む狙いがある。

 盛況なスペース

 明るい色調のマットの上を赤ちゃんがよちよち歩き、積み上がった柔らかいブロックが倒れるとうれしそうに笑った。2013年6月に横浜市西区に開業した大型商業施設「MARK IS みなとみらい」。3階のキッズスペース「おやこの森」はいつも大盛況だ。

 140平方メートルに、滑り台などの乳幼児用スペースが広がる。母親が買い物中なのか、子供を見守る男性の姿も多い。

 施設によると、一角のおむつ替えゾーンは、男性も利用しやすいように扉を設けず、オープンな設計にした。哺乳瓶での授乳用に給湯設備や洗い場を用意。女性が母乳を直接与えるスペースだけを扉付きにして、男性の入室を禁止にした。

 需要の変化

 「子連れ客のニーズを熟考してつくった」と話すのは同施設の白井杏奈さん。「ここを目的に来店する家族連れも多く、全体の集客増につながっている」と強調する。

自営業の39歳男性は「外出する際にはベビー休憩室があるか必ず調べる」

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