NEC、新会社で創薬参入 AI活用、がん治療ワクチン開発

2016.12.20 06:10

創薬事業について説明する「サイトリミック」の土肥俊社長(左)=19日、東京都千代田区
創薬事業について説明する「サイトリミック」の土肥俊社長(左)=19日、東京都千代田区【拡大】

 NECは19日、創薬事業に参入すると発表した。人工知能(AI)技術を活用し、がん治療用ワクチンを開発する新会社「サイトリミック」(東京都品川区)を設立。製薬会社と協力し、最短で2025年ごろの実用化を目指す。

 サイトリミックには、NECが筆頭株主として39.9%を出資。バイオベンチャーの創業・事業開発などを支援するファストトラックイニシアティブ、三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBCベンチャーキャピタルなども出資する。社長は、NECのバイオIT事業開発を統括してきた土肥俊氏が務める。

 NECはAIを活用し、実験にかかる期間やコストを短縮して、がんに対する免疫を活性化するペプチド(タンパク質の断片)を効率的に見つける免疫機能予測技術を開発。既に山口大、高知大との共同研究や臨床研究を通じ、日本人の約85%に適合するペプチドを発見した。サイトリミックはこのペプチドと「アジュバント」と呼ばれる免疫増強剤を使い、がん治療用ワクチンの開発を進める。

 今後2年間で治療薬としての安定性試験、動物による安全性試験を実施。その後の3年間で臨床試験(第1・2相)を行う計画だ。臨床試験の最終段階となる第3相試験については最短3年での終了を見込む。

 同日会見したNECの清水隆明取締役執行役員常務兼チーフマーケティングオフィサー(CMO)は「がん以外の感染症についても研究する可能性もある」と述べた。

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