ただ、痩せても枯れてもそこは知名度抜群のツイッター。先般の身売り交渉では200億ドル規模とも伝えられた買収額がネックとなったが、「興味を示す企業は今も相当あるはず」(前出のグーグル関係者)との観測が根強い。
たとえば、アルファベットならば長年のアキレス腱であるSNSを強化できる。
アップルやMSなら膨大なつぶやきをデータ分析して商品開発に役立てられる、といったメリットが企業ごとに想定される。
果たしてツイッターをめぐるIT大再編の幕は開くのか。今後も業界や市場関係者の耳目を集めそうだ。(柿内公輔)