--今後の海外事業の展開は
「大幅な量的拡大は当面望んでいない。現在は受注ベースで年間4000億円超、国内の4分の1とちょうどいい規模だ。あとは利益率を高めていく。米国はカリフォルニアが主戦場。東南アジアはタイを中心に。タイは日系企業以外からの受注が6~9割に上っており、十分にローカライズできている。年間300億円規模の受注を500億円ほどに伸ばしたい」
--政府の賃上げ要請にどう対応するか
「社員の給料を上げて消費に好影響をもたらし、景気の好循環につなげることは十分承知している。要請のあるなしにかかわらず、これまでも目一杯の分配をしており、今年もそうするつもりだ。もちろん顧客には高品質の施工を、株主には高配当を提供していく」
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【プロフィル】白石達
しらいし・とおる 東大工卒。1971年大林組入社。取締役、東京建築事業部副事業部長、常務執行役員、専務執行役員東京建築事業部長などを経て、2007年6月から現職。大阪府出身。