
(写真上)三菱鉛筆の「ジェットストリームプライムシングル」。(写真下)ゼブラの「サラサグランド」【拡大】
社会人になれば、仕事で使うボールペンはいいものを使いたい。主に20~30代の若手ビジネスマン向けに、高級感のあるボールペンを各社が発売している。
商談や会議などでの使用を想定し、インクは黒1色。滑らかな書き心地になるよう工夫し、ビジネスシーンにふさわしい大人の雰囲気を出すように、デザインにもこだわっている。
ゼブラが昨年9月発売した「サラサグランド」は水性インクに溶剤を加えて耐水性を高めたジェルインクを採用。さらさらとした軽い書き心地と、鮮やかな発色が特徴だ。
本体は金属を使い高級感を出した。クリップは、ビジネス手帳など厚みのあるものも挟みやすいよう形状を工夫した。ペン本体は4色。希望小売価格1080円。
三菱鉛筆の「ジェットストリームプライム シングル」は2014年10月に発売以来の人気商品。乾きやすい油性インクを採用。本体のペン先に近い部分は真鍮(しんちゅう)を使い、上の方はステンレス製なので、ペン先側に適度な重みがかかり安定した書き心地になる。
ペン先を出し入れする際のノック音や感触が柔らかくなるように設計。会議や商談の場でも気にならない。本体は5色。2376円。
パイロットの「コクーン」は英語でカイコなどの「繭(まゆ)」という意味。シンプルな美しい曲線で本体を構成し、若いビジネスマンの感性を刺激するデザインにしたという。やや太めで適度な重量感があり、握りやすく手のひらになじむ。油性インクを採用。本体は8色。1620円。