
三菱電機が発電機用に開発した薄型点検ロボット【拡大】
三菱電機は25日、発電所などで使う発電機の内部を簡単に点検できるロボットを開発した、と発表した。厚さを19.9ミリに抑えることで、内部の隙間に差し入れて点検できるようにした。より精密な点検の実施間隔を広げ、コストを抑制できるほか、発電機の稼働時間も延ばせる。同社では、2月からロボットを使った点検サービスを始める方針だ。
開発したロボットは、車輪をキャタピラーのようなものに置き換えるなどして、従来品より10ミリ以上薄くした。遠隔操作により、搭載カメラで内部を撮影したり、コイルの固定部分をたたいて緩みがないか確認するといった作業を6日間で行える。従来のロボットは、厚さがネックとなって同社製の発電機の約3割で使えなかった。開発したロボットは、それらの全てに対応できるという。発電機の精密点検は、回転軸を発電機から引き抜くため34日間ほど必要で、4年おきに実施している。ロボットによる簡易点検を織り交ぜれば、1回分を省略することも可能という。