日立製作所は8日、三菱重工業と手掛けている南アフリカの石炭火力発電事業に関し、三菱が897億ランド(約7634億円)の支払いを請求したと発表した。昨年3月に請求した482億ランド(約3790億円)から約2倍に引き上がった。
日立は「法的根拠に欠けるため応じられない」とし、三菱は「請求していることは事実だが、詳細は協議中で言えない」としている。
日立は平成19年に南アで石炭火力発電所を総額約5700億円で受注。その後、26年に三菱が65%、日立が35%を出資して火力発電関連事業の新会社を立ち上げ、南アの事業を引き継いだ。
三菱は工事が遅れて赤字となったことから、新会社発足時の契約に基づき日立に一部支払いを求めたが、日立側は応じず、協議は平行線をたどっている。