トランプ批判対応でフォードが37%減益に 米自動車3社決算、FCAは20倍増益と明暗

2017.2.8 09:49

フォードの本社=米国ミシガン州ディアボーン
フォードの本社=米国ミシガン州ディアボーン【拡大】

 米国に地盤を置く自動車大手3社の2016年12月期決算が7日出そろい、ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの2社の純利益が前期より減った。フォードは、トランプ米大統領から名指しで批判されたメキシコでの工場新設を撤回したのに伴う費用計上が足を引っ張った。

 一方、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は18億1400万ユーロ(約2180億円)と前期の約20倍に膨らんだ。米国で比較的利益率が高いピックアップトラックなどの販売が好調だったほか、米国とともに拠点の欧州での販売回復も寄与した。

 フォードはメキシコでの工場の新設撤回で費用2億ドルの計上や、年金関連での多額の損失計上が響いて純利益が37・7%減の45億9600万ドル(約5160億円)。GMは2・7%減の94億2700万ドルで、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた為替のポンド安などが押し下げた。

 売上高はGMが9・2%増、フォードが1・5%増、FCAが0・4%増とそろって増えた。(共同)

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