経営再建中の東芝の労働組合は16日、2017年春闘で電機メーカーの各労組でつくる電機連合の「統一闘争」から離脱することを正式決定し、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善の要求提出を見送った。離脱は2年連続。
東芝は米原発事業での巨額損失で債務超過状態に陥っており、ベアで月額3000円以上を要求する電機連合の方針に、歩調を合わせるのは困難と判断した。電機連合は20日に開催される中央闘争委員会で報告を受け容認する方針。
待遇改善については会社側と個別に交渉を進めるが要求の内容や時期は未定としている。東芝の組合の担当者は「会社の存続や従業員の雇用を守るため、ベアは困難と判断した」と話した。今春闘をめぐっては、シャープも離脱を表明した。