シャープは17日午前、今3月期の通期連結決算の業績予想を上方修正した。営業利益と最終赤字で、それぞれ101億円改善する見通しとした。
シャープによると、取引先などとの原材料の購入契約を変更したことで、売上原価が減少する見込みとなったため。
シャープは傘下入りした台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業との協業による費用削減が進み、今月3日に通期予想を上方修正したばかりだった。
今回の修正後の通期予想は、営業利益が373億円から474億円に、最終損益は赤字額が372億円から271億円へと減る見通し。前期(2016年3月期)は営業赤字が1619億円、最終赤字が2559億円だった。