日本の携帯は本当に「ガラパゴス」だったのか? iモードの革新性見抜いたグーグルCEO (5/5ページ)

NTTドコモが「FOMA703i」シリーズを発表した2007年、スマートフォンの基本ソフト「アンドロイド」の開発が始動していた
NTTドコモが「FOMA703i」シリーズを発表した2007年、スマートフォンの基本ソフト「アンドロイド」の開発が始動していた【拡大】

 ドコモには、自社OSに巨額の費用をつぎ込んでいた事情もあった。iモード開発当時の社長、大星公二(84)は既に退任。「外様」の夏野の後ろ盾だった開発部門のリーダー、榎啓一(67)も異動し、「iモード」は巨大な産業となっていた。

 そしてグーグルは08年9月に現在、世界シェア首位を誇るOS「アンドロイド」をリリースする。

 この07年1月、もう一つ、忘れてはならない出来事が起きていた。米アップルのCEO、スティーブ・ジョブズによる新型端末「iPhone(アイフォーン)」の発表だった。=敬称略、年齢は現在

■(4)「iモード」に続く“日本発”生まれるか グーグル、アップルら世界のIT企業に残したビジネスモデル に続く

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【用語解説】オープン・ハンドセット・アライアンス

 携帯電話の基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発・普及を推進する団体で、2007年11月に組織された。日本からはNTTドコモ、KDDI、シャープ、富士通などが参加した。アンドロイドは、各社が自由に利用できるのが特徴。韓国サムスン電子の「ギャラクシー」やソニーの「エクスペリア」などのスマートフォンで採用され、シェアは世界首位。

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