電機メーカー各社の労働組合でつくる電機連合は20日の中央闘争委員会で、経営再建中の東芝とシャープの労組が2017年春闘の「統一闘争」から離脱することを正式承認した。ベースアップ(ベア)に当たる賃金改善を月3000円以上とする電機連合の統一要求に対し、両労組が同一歩調を取るのは難しいと判断した。離脱は東芝の労組が2年連続、シャープの労組は5年連続。いずれも厳しい個別交渉を迫られる。
東芝の労組は不正会計問題で業績が悪化した16年春闘で、初めて統一闘争から離脱した。さらに米原発事業で巨額損失が発生し、16年12月末時点で債務超過に転落。労組は今春闘の要求内容、時期を未定としており、個別交渉に入る見通しすら立っていない。一方、会社側は16年度に導入した従業員賞与の減額を継続する方針を明らかにしており待遇改善は難航しそうだ。
シャープの労組は既に、年間一時金(賞与)を4カ月分とする要求書を経営側に提出し、16年から要求水準を据え置いた。賃金改善の要求は見送った。