
堺市のシャープ本社【拡大】
シャープの戴正呉社長は27日、社員向けのメッセージで、2017~19年度を対象とした中期経営計画を、5月中旬にも発表すると明らかにした。16年10~12月期は9四半期ぶりに黒字化し、業績改善が進む中、本格的な再建に向け「シャープ復活のシナリオを練り上げよう」と呼び掛けた。
戴社長は中期計画に関し「新規市場への展開や新ビジネスモデルの創出を織り込む」と表明。事業リスクなども明示し「精緻な計画にまとめる」とした。
働き方改革にも触れ「長時間労働で(社員の)健康が阻害されるのは絶対に避けなければならない」と強調。最適な人員配置やメンタルヘルス対策を進める考えを示した。