
東芝の半導体事業売却をめぐるスケジュール【拡大】
一方で「同業も厳しい」(東芝幹部)。各国当局による独占禁止法の審査が必要で、時間がかかって期限に間に合わなくなるリスクがあるからだ。買収後の重複部門の合理化も予想され、国内の生産、開発、雇用の維持の観点でも避けたいと考えているようだ。
となると、残る候補は欧米系ファンドやEMSとなる。ただ、東芝が実際に各社の提案を精査するのはこれから。「皆さんの意見を聞いて、今回は臨機応変にいく」(幹部)と慎重に調整を進める構え。売却益の最大化を狙った交渉は紆余(うよ)曲折がありそうだ。