
インタビューに答える日本自動車工業会の尾高和浩・労務委員長=2月28日、東京都港区南青山【拡大】
自動車総連の相原康伸会長
賃上げが経済好循環の起点
--足元の交渉状況は
「自動車総連では、ベアについて月額3000円以上を統一要求したが、中小・中堅企業でも大手並みか、それ以上のベアの要求が行われるなど良い形で交渉に入れている。日本経済底上げには賃上げが極めて重要だ。経済の好循環を生み出す起点は、賃上げ以外に見当たらない」
--経営側は要求通りの賃上げに慎重姿勢だ
「自動運転をめぐる世界的な競争激化など中長期的課題と、円高に伴う足元の収益の落ち込みという2つを背景に、今の段階では労使の認識に隔たりがあるのは事実だ。しかし、経営側も賃上げに対する社会的な要請に加え、ヒトへの投資が競争を乗り越える源泉になることを理解している。15日の集中回答日に向けより深い議論が必要になる」
--トランプ米大統領の通商政策にも警戒感がある