
シャープが発表した「プラズマクラスター除湿器」の最新モデル2機種=9日、大阪市【拡大】
シャープは9日、独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を組み込み、衣類の生乾き臭を抑える「プラズマクラスター除湿器」の最新モデル2機種を発表した。生活環境の変化で洗濯物を部屋干しする人が増え、国内の除湿器市場は堅調に推移している。パナソニックも新製品を投入するなど、メーカー間の競争が激しくなっている。
シャープの新モデルは、除湿能力が1日12リットルで衣類が早く乾く大容量タイプと、7.1リットルのコンパクトタイプの2種類。衣類の消臭に加え、部屋のカビ菌の増殖を抑える機能も売りだ。
大容量タイプは想定価格が6万2640円前後で3月15日に発売。コンパクトタイプは4万1040円前後で4月15日に発売する。担当者は「防犯対策もあり、女性を中心に単身者は部屋干しが主流になっている」と指摘。両タイプで年間約10万台の販売を見込む。
パナソニックも衣類乾燥除湿器「F-YHPX200」を4月20日に発売する。ファミリー層にも対応し、除湿能力を最大20リットルまで高めた。想定価格は10万8000円前後。
日本電機工業会によると、2016年4月~17年1月の除湿器の国内出荷数は約64万台で、前年同期比で約5%伸びているという。