シャープ首脳、液晶テレビ撤退報道否定 大型中心に国内生産を継続

2017.3.16 06:01

 経営再建中のシャープ首脳は15日、「国内の液晶テレビの生産をゼロにすることはない」と述べ、三重県亀山市の亀山工場で生産した液晶パネルを使い、80型以上の大型液晶テレビを中心に生産体制を維持する方針を示した。国内の液晶テレビ生産から撤退するとの一部報道を「全くの間違い」と否定した。

 大型の液晶テレビの生産は、液晶パネルの輸送費用がかさむため、液晶パネルの生産場所と組立工場が近接していることが望ましいと強調。「海外に(組み立て設備を)持っていくことはあり得ない」と話した。

 一方で40~60型程度の液晶テレビの生産に関しては、「工場を自動化するなどして効率的な体制にしなければ海外との競争に勝てない」と指摘し、現在組み立てを担う栃木県矢板市の栃木工場から、比較的新しい設備が整う海外の工場などに生産体制を移すことを検討する。栃木工場は次世代の超高精細な8Kテレビの開発や試作生産の拠点とする。

 シャープ首脳はまた2018年3月期連結決算の最終損益が黒字化した場合に復配を検討する考えも明かし、「株主に還元するという意味では当然のことだ」と説明した。

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